先週3歳になったばかりの息子に、7歳の長女が読み聞かせていました。
言葉もゆっくりで、最近ようやく話し始めたばかりの息子が、2歳代お気に入りだったのは「こぐま」ちゃんシリーズやノンタンばかりで、私が寝る前に決まって読むものはこの二つだったのですが。
おねえちゃん、自分が読みたいのもあって、弟に上手に読み聞かせると、とっても静かに聞いています。
最初のまん丸お月様を動物たちの目が色々な色でじーーっと見ているページ、「これこわい!これこわい!」となんだか嬉しそう。
これからお話が始まるのをワクワクしている感じ。
最初にカメが出てくると、「これカメさん!」「次ぞうさんよ!」「きりんさん!」「シマウマさん!」次々嬉々として声をあげます。
寝る前に動物ごっこ(おふとんをかぶって、「次だーれだ?」といないいないばぁでいろんな動物がでてきます)をする姉弟にとって、沢山動物が出てくるお話、うってつけ。
一方おねえちゃんも、「この月さぁ、ホンモノの月ではないんだけど、なにかのホンモノみたいなんだよねぇ」と、その質感にとりつかれているようす。
「カメみたいなちっちゃい上のっちゃって、みんなつぶれないのかなぁ」と心配したり、「動物たち、ちゃんと片目とお口は残してたべてあげたんだね」など、前にはなかった感想を口にしたり。
お月様と動物と、大好きなものが揃うと、長さなんてものにならなかった息子を見て、これからはどんどん長いものも読んでいってあげないと、と気づかされた一冊でした。