原書を読んで、私はとても感動しました。
当時保育園の年少・年中だった子供達も大好きで、毎日何度も読まされました。
あまりに素敵な絵本なので、保育園でALTの先生に英語で読み聞かせしてもらったのですが、やはり大人気でした。
大人も子供も、大ウケでした。
日本語訳が出て、とても嬉しく思ったのですが、どういう訳(わけ)なんでしょう、原書の素晴らしさが感じられません。
お母さんが毎日ガミガミ言うだけで、唐突に「こっちにおいで」みたいになる展開がどうしても不自然で好きになれません。
例えば「ほうら、わかったでしょ」という表現。普通しないと思います。
「だから言ったでしょ」「だから言ったじゃないの!」という表現の方が日常的で自然な会話だと思います。
ほうら、わかったでしょ、なんて言い方だから、その後の「デイビイ、こっちにおいで」が又唐突な感じに聞こえます。
ここまでお母さんがマックスに怒るから、ああ怒りすぎたな、という展開につながる大事な場面だし、シリーズで訳されているわけなので、もう少し翻訳やり直して欲しいと思います。
今まで読んだ絵本の中で少なくてもNO5には入る絵本だと思うだけに、この翻訳は残念!