「たのしいたてもの」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

いろんなお部屋がだんだんできてきて、「どの部屋に住みたい？」「この部屋がいい！」っていう親子のやり取りをしました。絵がきれいだったので、大人も選ぶのが楽しかったです。協力して素敵なものを作る喜びが描かれていました。

建築中に放置されてからっぽのままの建物。
寂しくため息をついていると、建築家がやってきて素敵な建物にしてくれました！
とっても個性豊かな住民たちが楽しいです。
それぞれ「自分の部屋は自分たちでつくる」ので、建物が不安になるのも当然のメチャクチャぶり。
花屋さん、お菓子屋さん、時計職人・・・。
紙面のすみずみまでじっくり眺めたい絵本です。
こどもと一緒に「わたしはこの部屋に住む」と決めて、部屋の住民になったつもりで読みました。
本当に、こんなおうちに住みたいな〜。
いまいち存在感のなかった建築家さん、最後はビシっときめてかっこいい。
「みんなでつくりあげていく楽しさ」がつまったラストです。

丘の上にほったらかしの作りかけのマンションがありました。中はからっぽです。
そこへ一人の建築家が立ち寄り、｢自分で部屋を作りたい人がここに住めます！｣という看板を作りました。
すると、色々な人たちが集まってきてそれぞれに部屋を作り出します。お花いっぱいの部屋、洋服の仕立屋さんの部屋、お菓子の部屋、ピエロの部屋・・・。実に個性様々！

絵が細部にまでこだわっていて、見ていて飽きません。本当にこんな建物があったら私も是非行ってみたい！すごく楽しそうです。娘は｢お花のへやがいいなぁ｣とか｢お菓子の部屋もいいなぁ｣とか羨ましそうに眺めていました。
途中、人々が意見の違いから言い合ってしまいますが、建築家の一言でみんなで協力し合い作り上げていきます。協力しあうことの大切さも学べます。
なんといっても、自分たちで作り上げていく楽しさが伝わってきますよ！
とても夢の広がるお話です。

まず表紙がとっても楽しそうなんです。建物の断面が見れて、しかも各部屋趣が全然違っていて・・・
おかしやさんが作るお菓子の部屋はとにかくあちこちに色鮮やかなお菓子が並び、鉄の職人さん達が作る部屋は、何から何まで全部鉄の変わったお部屋。
実際に作ってる風景が描かれているから、イメージもわきやすそうです。
そして細部までとっても精巧で、1ページ1ページじっくりみていかないともったいない感じがします。子供にもゆっくり読んであげて、絵を楽しみました。