「なつのいけ」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

日本絵本賞受賞作品ということで読んでみました。

村上 康成のほんわかした絵の中で、
厳しい生存競争がオブラートに語られますが、
生き物たちも大変ですね。

生き物が大好きな息子たちは
「あ、ゲンゴロウ」「なまずだ」
と、いろんな生き物を指さして楽しみ、
最後に名前を確認して満足していました。

寒い真冬にあったかい夏の本が読めてあたたまりました。

この絵本は夏の空気が漂っているような絵本です。
色使いがとてもいいですね。真っ青な空と、鮮やかな緑。子どもの頃を思い出すような、都会に出て行った方は故郷を思い出すかもしれません。
夏の池には生き物がいっぱい。メダカを捕まえたけれど、逃がしに行ってあげる優しさが良かったです。
夏にぴったりの絵本です。

青い空、白い雲、緑の草、きらきら光る澄んだ池。
どのページも絵本いっぱいに夏の雰囲気が広がっています。
色鮮やかできれいで、子どもや池の生き物達が生き生きと描かれています。
自分の子どもの頃が懐かしく思い出されます。
子どもより大人のほうが、この絵本が好きなのではないかと思います。
自然の中で遊んだ経験がないと、この絵本の良さが伝わってこないのではないかと思います。
池の中に足が突っ込まれるところは、子どもの元気よさがあらわれていて、大好きです。
あやちゃんにもこんな風に、いっぱい外遊びを楽しんでもらいたいと思いました。
絵本の最後の内表紙には、池の中に描かれていた生き物達の名前が書かれています。
これを見て、どのページに描かれていたかを探すのも楽しいです。

池の中のめだかたち。
アメリカザリガニ。
オオナマズ。

そんな池の中のようすがちょっとユーモラスに描かれています。
そして、何よりその池のまわりで遊ぶ子供たち。
とっても楽しそうです。

そういえば、まだ池で遊ばせたことなかったな〜。
昔はそこらじゅうに田んぼやため池があって、
いつもどろんこになりながら、ザリガニやおたまじゃくしをとったものだけれど。

今度近くの池につれていってみよう！
きっとこの絵本の楽しさが１００倍わかるようになるね♪