3歳10ヶ月の息子に読んでやりました。おばあちゃんと孫のひと夏の思い出を中心につづられていますが、最後におばあちゃんはなくなってしまいます。
(よくわからないけど)大きなおなかをもつおばあちゃんは、よく笑い、よく遊ぶ元気なおばあちゃん。そういうおばあちゃんが大好きな孫は、おばあちゃんとあちこち出かけていき、いろいろな遊びをします。空想の世界も混じりながら、でもおばあちゃんが常に中心。そんなおばあちゃんが寝込んでしまい、早く良くなってくれるといいと思っていますが、冬のある日、なくなってしまいます。
絵がちょっと強烈な感じです。なぜ大きなおなかなのかわかりませんが、もしかしたら病気の象徴なのでしょうか。ページをめくるたびにどんどん大きくなっていくような気がします。でも、そんなおばあちゃんと孫のほほえましい関係も、おばあちゃんの死で終わります。なんだかさびしさが残ります。強烈な絵だけに、心の穴の開き方も大きいですね。この絵が苦手だとちょっとお勧めできませんね。また、死も扱っていますので、お子さんによっては注意をしたほうがいいかもしれません。