表紙の絵が、あまりにかわいくて手に取ったら黒井健さんの絵。
文は森山京さんということで、間違いない絵本だろうと思いました。
3歳と8歳の娘たちと読みました。
くまのこが、訪ねてくるおばあちゃんを迎えにバス停に行くお話です。
バス停でまっていると、いのししのおじさんが眠ってしまったり、カバンを忘れていったり!
あおいろ怪獣のバスがきたり?!いろいろありますが、
最後は無事おばあちゃんと合流し、ひまわりの道を手をつないで帰ります。
とにかく絵が可愛らしくて美しくて、心が温かくなる絵本です。
ストーリーもわかりやすくて、3歳の次女も理解できたようです。
いのししのおじさんに忘れ物を届けようとバスを追いかけるシーンは
娘も一緒にドキドキしていたみたいです。
もうスピードでお家に駆け戻る場面は、「どうしたんだろう?」と思いましたが
子供らしい理由に、思わず笑顔になりました。
ハラハラドキドキも詰まっていて、大人も子供も楽しめる絵本ですが、
私はおばあちゃんが家にやってくる理由が、
おかあさんの出産のお手伝い、という設定にとても惹かれました。
トイレに戻ったくまのこに、おかあさんがりんごジュースを差し出してくれる優しさなど、
温かいものもたくさん詰まっていて、いいなぁと思いました。
森山京さんの文章が本当に素敵です。
たくさんのひまわりも見事に描かれていてとてもきれいです。
文章も絵も、心から楽しめました。