「どんくまさんと おたんじょうび」 ４歳のお子さんに読んだ みんなの声

表紙のうさこたちが踊っているのはなんと、どんくまさんの創作ダンス、とんび踊りです。おっちょこちょい？などんくまさんは、火事だと思って、お誕生日ケーキのろうそくの火を消してしまうところからお話は始まります。いつもそばにいるうさぎたちを幸せにしてしまう彼はやっぱりヒーローです。

４歳の息子と読みました。どんくまさんシリーズ。
今回はお誕生日バージョン。

息子はどんくまさんが、幼稚園のケーキのろうそくを消してしまう場面で、
「ケーキのろうそくなのにね！！」と爆笑。
とんびおどりなど、なんだか、おおきくて、優しくて、ちょっぴりドジで、
おもしろいどんくまさんがやっぱり魅力。
今回は、息子はどんくまさんの小さかった頃の見開きが大好きでした。
「かわいい！！」と。
どんくまさんにも、小さいかわいかった時代があったのですね。
そして、幼稚園で生まれて初めて誕生日を祝ってもらってよかったね。
息子は、どんくまさんが、ろうそくの火を消そうとケーキまで吹き飛ばしてしまったところに大笑いでしたけれど。

こちらのレビュー企画で、どんくまさんシリーズと出会えて本当によかったです。
今回のお話もとてもハートフルでした。
読んでいるだけで心がじんわりしてきます。
お誕生日、だれだって嬉しいですよね。
特にたくさんのお友達がお祝いしてくれたら、もうハッピーで仕方ないですよね。
ページ全体からどんくまさんの喜びが感じられて、こちらも嬉しくなりました。
幸せいっぱいの1冊でした。

生まれて初めてみた誕生日ケーキ。
火事と間違えて水をかけちゃうどんくまさん。
うさぎの子供たちに叱られます。

でも、その後は誕生日会に混ぜてもらい、
とんびおどりでお祝いします。



いつも一人ぼっちのどんくまさんには、誕生日すら分からないのかぁ…
ちょっとかわいそう。

でも、暖かい春になり、冬眠から目覚めたどんくまさんに招待状が。子供たちからのサプライズが嬉しいですね。誰かに祝ってもらう喜び。自分を思ってくれる人がいる喜び。我が子にも伝わったかな？

『僕はチョコケーキにする！』
『お父さんとお母さんと、おばあちゃんと食べたが〜』

自分の誕生日を思い出したようです。来年はどんな誕生日になるかな？楽しみになる1冊です、

どんくまさんシリーズを読んできて、どんくまさんはとにかく
優しいくまさんだとわかったのですが、さらにわかったことは、
どんくまさんは、とってもむじゃき！！
というか、無知？？
今回もお誕生会を知らなくて、ケーキの上にあったろうそくを
火事だと思い込んで、ケーキに水をかけてしまうんです！！
そんなばかな！！と思うのですが、どんくまさんは真剣（笑）。
そんなどんくまさんをあたたかく見守る、うさぎの幼稚園のみんな。
どんなに失敗しても、最終的には、あたたかなお話になるので、
このシリーズは、とにかくおすすめですよ☆

４歳の娘と読みました。

お誕生日ケーキ目当てでこの絵本を手にとった娘でしたが、
おめあてのケーキはどんくまさんのとんだ勘違いで、
しょっぱなから、ビショビショ。

あ〜あ・・・やっちゃった。

でもちょっと待って。
どんくまさん、お誕生日ケーキを知らないってことは、
もしかして今まで、お祝いをしてもらったこがないということ？

その後出てくる回想ｼｰンから、
楽しかった子ども時代（ってことは今はオトナ？）や、
お母さんがいたらしいことは分かるのですが、
この絵本の冒頭では一人ぼっちだったし、
なんだかどんくまさんのことが、とっても心配になってきます。

でも、冬眠から目覚めたどんくまさんを待ってた暖かい展開に、
心からホッとした私と娘でした。

表紙の裏には、作者の柿本さんのお誕生日の
ほんわかしたエピソードも紹介されていて、
まさに生誕100周年に出会い、読むことができたというご縁に、
とっても感謝の一冊です。