ああ、やっぱりバーバラ・クーニーさんの挿絵が入った絵本は
素敵です!どうやってバーバラ・クーニーさんが絵を描くことに
なるのか(作家の要望なのか、編集者の提案なのか、はたまた
ご自身が「この文に絵を描きたい!」と思うのか)いっつも不思議
なのですが、でも、もしかしたら・・クーニーさんの絵がつくから
うんと素敵に思えてきちゃうのかもなあ・・(文が素敵ではないって
ことでは決してないのですが)。他の方の挿絵だったら、全然
雰囲気違っちゃうのだろうと思うし。
娘は、まだ「人の心の機微」みたいなものがわからない幼児ですので
せっかくもらった絵をはずして自分が描いた絵をかけているエマおばあ
ちゃんのことを、「ひどい」と、怒っていました。説明してあげるのが
大変です。「人とのいいかかわり方」を考えることはもちろん大事なのですが
それ以上に「自分がしあわせだと思える生き方」をきちんと考え
自然にそれができる人に成長してほしいなあと願っています。
この絵本もやっぱり欲しい(クーニーさんが関わっている絵本は今の
ところ私にとってはずれがありません)。
でも、欲しい絵本はたくさんあって、読むことができる絵本は限られても
いますから、娘のためにも(娘がもっとしっくり感じられるように)
手元に置くのはもう少し先の楽しみにとっておきたいなあって
思います。
ほんと、でもこの絵本は文章を書いたウェンディさんのセンスも
素敵。エマおばあちゃんの飼っている茶トラのにゃんこの名前が
「かぼちゃのたね」ってなってる時点で、もうしびれてしまいました。