4歳の息子と読みました。
「命の大切さ」を息子に説明する難しさを私は常々感じていました。
なので、この本がどんなアプローチをするのか、興味津々でした。
が、意外にもシンプルに「いただきます」と「ありがとう」を大切にしようという内容。
人は、
動植物の命を食べることで体が、
血のつながりや人々とのふれあい=自分の中に入ってきた人の命で心が
作られ、それに感謝しようということ。
とっても基本的なことだけれど、忘れてしまいがちなこと。
なるほど、と納得してしまいました。
息子の年齢では、この絵本は少し長くて難しい内容かと思ったのですが、
イラストも分かりやすく楽しかったよう。
食物連鎖についてなど、彼なりに理解したようでした。
牛をさまざまな観点で示していた見開きは、とても分かりやすかったです。
ただ、「心」については、まだ彼にはちょっと経験が足りないかもしれません。
でも、この絵本を読んでおくと、
将来、そんなことがあるのかもしれないとイメージができるし、
実際に経験したとき、読み返して彼なりに考えるのではないでしょうか。