私が幼稚園児だった時に好きだった絵本です。
うさぎの兄妹ラビーとルビーのおはなしです。
両親がキツネに追われて行方不明。
「クリスマスツリーも飾ってない、そんなうち、サンタクロースだって気がつかずに行ってしまうさ。」と兄さんは言いますが、「あんなに楽しみにしてるのに、クリスマスに贈り物がなかったらルビーがかわいそうだな」と思い、ある名案を思いつきます。
一方、妹は妹で、兄さんにはサンタクロースが怒って贈り物をくれないかもしれない、そうしたら兄さんがかわいそう、と、そしてある名案を思いつくのです。
お互いを思いやり、計画がばれないようにしたりして、ドキドキしたのを覚えています。
素朴な生活、雪の静かな夜。子ども心に感じ入ったのを覚えています。
そして、サンタクロースは来ないと二人とも思っていたのに、サンタクロースは本当にいて、このうえない素敵なプレゼントをしてくれるんです。
図書館などでないと読めないかもしれませんが、クリスマスが近づいてきたこの季節、特にお勧めの一冊です。
四歳の娘にはちょっと難しいみたいですが、私が五歳の頃に大好きでしたから、もう少し先になると、気に入ってくれるかもしれませんね。楽しみです。