読むたびに、切なく悲しいお話に涙がこぼれます。
黒井健さんの優しく美しい絵も印象的で、私にとって思い出深い本です。
長男が4才のとき初めて読んだのですが、「ごんが、かわいそう。」と毎回涙をこぼしながら聞いていました。3〜4回くらいも読んだでしょうか。「涙がでるから、このお話は読まない!」と言われ、しばらくの間封印することになりました。封印を解いたのは次男が4才のとき。母としては長男と同じ反応を期待したのですが、次男には『お母さんとお兄ちゃんが泣いた本』とのイメージが強かったのでしょう。一行読むごとに「お母さん、涙でた〜?」とニコニコと私の顔をのぞきこむばかりで、まったくお話が進みません。とうとう、次男への読み聞かせはあきらめてしました。
長男はいまだに「悲しいお話だよね。思い出しても涙がでる。」と言うのですが、次男の方はシラケ顔です。
次男が評価すれば ☆1つなのでしょうが、それは無視!!
お話も絵も心に残る ☆10こ(長男+母)の本です。