娘とお風呂に入るとき、歯を磨くとき、10まで数えた後に、「おまけのおまけのきしゃぽっぽ・・・。」と当たり前のように言う私に、夫はある時、「それ何?」と聞くのです。「え、何って何が?」特に何の意識もなく言っていた私にとって「おまけのおまけのきしゃぽっぽ・・・。」が、だれにとっても当たり前のフレーズでないことを初めて知った時でした。
思い出せるのは、私が小さい時、母とお風呂に入る時、湯船につかり10まで数えて、あのフレーズを必ず歌ったよなぁ、あれは母の創作か?とそのぐらい。
ある日、ガソリンスタンドでタイヤ交換をしている間、スタンドの中に置いてあった「ノンタンぶらんこのせて」をたまたま手にとって娘に読んであげたら、「あ、あ〜〜〜!!!!」と大声を上げそうになりました。「おまけのおまけのきしゃぽっぽ・・・」のワンフレーズが出てきたです。謎解明!!!!。
母は「ノンタンぶらんこのせて」に出てくるそのフレーズを日常生活の中でアレンジしてくりかえし使ってくれていたのだなぁ、と分かり、急に胸が熱くなりました。
その後、友人宅に遊びに行ったとき、その友人も「おまけのおまけの・・・。」のフレーズをアレンジして使っているのです。聞いてみると、そのお友達もお母さんがそうしてくれていたのだと言いました。そう思うと、日本のあちこちの家庭の中で、このフレーズがきっと使われているのだと思います。
ノンタンの本は、私が子どもの頃、大好きな本だったと母は言いました。記憶の中ですべて鮮明にノンタンの本のストーリーがあるわけではありませんが、私も大好きだったことは覚えています。今改めて読んでみると、リズムがとてもよくて、どの本も歌うように読めてしまうのが不思議です。我が家の娘も、この本、ノンタンシリーズが大好き。ちなみに実家の物置から、ふるぼけた「ノンタンぶらんこのせて」がでてきました。
今はその本を娘に読んであげています。