幼稚園の読み聞かせ会で年少さん相手にこの本を読みました。
雪の降る寒い日、3匹のねずみたちは、風邪を引いてしまった郵便屋さんの替わりに配達に出かけます・・・。
ほのぼのとした挿絵、ねずみさんたちの頑張りがとても可愛いです。
途中で、あまりの吹雪にお届け荷物のりんごの木箱が吹き飛ばされてしまい、散らばったりんごをかき集める場面があるのですが。
文章では「りんごは6つしか見つかりません」のように書かれていて、実際ねずみが手にしているのは6つのりんご。
でも、絵の中には雪に埋もれていたりしてあといくつかりんごがあるのが見えているんですよね。
読み聞かせでそのシーンを読んでいたら、子ども達から「あー!あそこにもりんごあるよ!!」などと口々に声があがりました。
読み聞かせが終わった後、「もう一度あのページ見せて!!」と子ども達が集まってきて、皆でりんご探しが始まりました。
細かいところまで描き込まれている絵本は、文章以外にもお話を見つけて楽しめますよね。
とても盛り上がった読み聞かせになりました。
雪のシーンが印象的なので、寒い時期に読むといいですね。