私が子どものころからこの本はあったような気がします。表紙を見て懐かしさを感じたのですが、読んだ記憶はありません。
お誕生日のまみちゃんのおうちへプレゼントを持って出かけるたろう。
でも行く先々でいちいち大人に「だめだめだめ!けがするよ」と注意されてしまいます。
横断歩道を渡らないのは確かにだめ、だけど嬉しくって走っちゃうのまでだめって言われるのは何だか違和感があるなぁと思いつつ読み進めると、野原の道まで行ったらちゃんと走ってよいことになってました。あぁ、よかった。
先に「たろうのともだち」を読んでいたので、この「おでかけ」のたろうに比べると、「ともだち」のたろうは随分お兄ちゃんになっていたんだな、と感慨深いものがありました。
このシリーズは大切なことを教えてくれますし、最後まで読めばやっぱりいい絵本だなと思うのですが、両作ともにややネガティブな部分の繰り返しが多すぎるような気がしてしまいます。