うちに「おさる(おとうと)」がやってきて、ママは「おさる」ばかり可愛がるので、「あたし」は捨て子になろうと家出。いぬ、ねこ、かめも加わって、もらわれていく家を夢見ながら拾ってくれる人を待つ「あたし」。いぬ、ねこ、かめには拾ってくれる人が現れて、「あたし」はひとりぼっちに。そこへ、
「おじょうさん、おじょうさん。
わたしたちは このおさるの おねえさんに
なってくれる こを さがしています。
もし よかったら うちのこに なってくれませんか」
と現れたのは…。
ページ数は多いですが、文章は少なめ。絵も、白黒赤のシンプルなものですが毎ページにあり、絵本と児童書の間という感じで、3歳ぐらいから読めそうですよ。
うちの娘は弟の誕生後、かなり可愛がってくれる比較的優しいおねえちゃんですが、本人なりに色々な葛藤もあるんだろうな、と思っています。このお話を読んで何か感じてくれたかな。私もこんな粋な親になりたいです。
とってもキュートで、胸がキュンとする、あったかいお話です。