この絵本シリーズは原作では”VEM(だれ?)”シリーズと言って、我が家はスウェーデン語原作版をたくさん持っています。
私も子供達も大好きなので、日本語でも出版されてうれしい!
この「だれがきめるの?」も、親も子もお互い「あるある〜!」な場面が満載で、登場人物は「くま(?)」ですが、共感しながら楽しく読めると思います。スティーナさんの絵も個性的なんですが、なんともおしゃれで味があり、とにかくかわいい。大ファンです(息子のベッドカバーは彼女のイラストのもの)。
この絵本のお話自体は☆5つなのですが、日本語訳がいまいち原作のユーモアだったりおもしろいニュアンスを伝えきれていない気がしました。外国語を日本語に訳するのは難しいのは重々承知していますが、原作が本当に良い出来なので惜しいなーという気持ちです。また、原作は本文もスティーナさんの手書きの字です。まったく同じにはできないにしても、日本語でも似たような手書きだとデザイン性も損なわれず、もっと温かい雰囲気が出たはずなので☆をひとつ減らしました。
でも、それを差し引いても面白い作品なので、たくさんの親子が読んでくれたらいいな、と思っています。