おそろしいトロルが待ち受ける谷川の橋を元気に渡っていくヤギたち。
いかにも昔話らしい3回の繰り返しで満足できる結末が待っている。
普通読み聞かせするときはあまり声色を使うと残念な結末になることが多い。
でもこの絵本は3段階でだんだん大きなヤギが登場するのに合わせて
セリフや橋のゆれる擬音を意識的に変えた方が楽しめる。
(せめて声量だけでも変えるとよい)
ヤギの表情がそれぞれ性格までわかるほど描き分けられており、
一見地味な色づかいも効果的だ。
ところで…<がらがらどん>の<がらがら>は何のことか?
ずーっと気になっているのだが、それはまた、別な話…