「バスたろうはじめてのうんてん」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

初めて一人でバスに乗る男の子。
ドキドキして、緊張しています。
でも、そのバスも初めて仕事をするバスで、緊張していたというお話です。

同じ作家さんの作品で、これは…？？？？と思うものが多すぎるのですが、（偉そうな言い方になりますが）、これならまだ…というのが正直な感想です。

おなじみのかんたろうくん。今日は1人でバスに乗って、駅のお父さんに傘を届けます。
ドキドキしながらバスに乗ったけど・・・バスは変なところへ走っていきます。
パン、恐竜、おばけ・・・いろんな街。
次々とバスからおりて「ママー、ひとりでのれたよ」と安心して泣きつくパンの子、恐竜の子、おばけの子。
人間じゃなくても子供は子供。子供の表情、お母さんの表情・・・一人の母親としてキュ〜ンとしました♪

そしてなんと、かんたろうを乗せていたバスたろうも、今日がはじめての運転！ドキドキしていたのはかんたろうだけじゃなかったんだね。

心がほわ〜っと温かくなる、初めての小さな冒険ストーリー！男の子には特にオススメしたいです☆

乗り物の大好きな息子に。
特に大好きなページはパンでできた町の様子。
新幹線もパンだよと大喜び。

ページをめくるたびに隅々にまでお楽しみが隠れているもの
ですから、終始興奮気味で見入っていました。

最後、２階建てバスならぬ２段重ねバスには喜んでいました。

かんたろうははじめてのおつかい。
バスたろうもはじめての運転。
２人のドキドキの気持ちは同じでした。

この絵本で注目したのは背景の町並み。
細かいところまでじっくり見ていると
いろんな人の生活が見えて楽しくなります。
本ストーリーとは別に
おまわりさんと泥棒さんの捕物劇も読み取れます。

「おしまいえき」の次の駅が「めでたし」ってところも
大好きです。
ストーリーもさることながら細部にわたって
楽しめるお勧めの絵本です。