この絵本から、幼児期の想像力の素晴らしさを教えてもらいました。
空想遊びやごっこ遊びだが大好きな幼児期にぴったりの絵本です。
まこちゃんの空想の世界で、お風呂に次々と愉快な動物達が登場します。登場の仕方が工夫されているので、ストーリーにどんどん引き込まれていきます。双子のペンギンが競争して滑った先に「オットセイ」が登場したり、オットセイがつくった大きなシャボン玉のわれる音に驚いて「かば」が湯船につかりながら登場したりと、絶妙なタイミングです。娘達は、50まで数える場面、クジラがシャワーをかける場面がお気に入りです。お母さんが来ると、動物達がいなくなり、現実に戻ってしまったのが寂しくも感じました。また、幼児の空想の世界が特別なもののようにも感じました。絵の質感も素晴らしく、お湯の温度やシャボン玉のわれる音が伝わってきます。娘たちは、我が家にある、あひるの湯おけを「プッカ」にして遊んでいます。娘たちの遊びの幅を広げてくれた一冊です。