終始、青い吹き出しと赤い吹き出しがずっと会話している、ちょっと変わった絵本。
「にひきののみのはなし」なんです。
主人公ののみが、最後まで姿を現さずにいるのが斬新!
でも赤い吹き出しで話すのみは積極的なタイプ、
青い吹き出しで話すのみは保守的なタイプと正反対なので、
息子が2匹を混同することはなく
のみのちょっとした冒険とやりとりを楽しんでいました。
私は、のみがついている動物達の表情が面白かったです。
黒眼の向きからいって、絶対2匹のやりとりを聞いてますよね。
私が台所で洗いものをしているとき
息子達がああだこうだと話しているのを聞いているとおっかしいのですが
あんな感じじゃないかしら。
我が家の息子達も正反対。
今はいつもひっついているけれど、
だんだんそれぞれの性格に合ったやり方で、別の道を進んでいくのでしょう。
お互いに、自分のやり方を卑下することなく、相手への思いやりも忘れずいて欲しいなぁ。
そして、疲れたらいつでも帰っておいで、
そんなことを想う作品でした。