上の子が幼稚園生だったころ大好きだった本です。何百回読んだか分からない位読みました(読まされました)。
いつもおそろしいものたちに狙われて、隠れながらびくびくしながら暮らしていたバッタがそんな生活を変えようとある日決意して…
暗い色調に恐ろしげなそして大迫力な絵が、小さなバッタの恐怖を伝えてきます。読み聞かせをしていても、聞いている子どもたちのドキドキが伝わってきました。
何度読んでも飽きずにいたのは、弱いはずのバッタが勇気を出して自分の力で自由を勝ち取るからでしょうか。
最後の文字のない挿絵のページで、毎回下の子と声を合わせて楽しそうに「けっこ〜ん!」(結婚)と教えてもいないのに言っていたのが不思議でした。
元気と勇気をもらえる本です。