表紙のアリヤマ・アリロウを見て、おぉぉ!と興奮気味の息子に
「すごいアリだよね。」と言ったら
「えーっ、これアリだったの!」と驚いていました。
父親の好きなプロレスラーかなんかだと思っていたそうで・・・。
格段、食料に困っている訳でもないのに、
手に手をとりあい、全力で、伝説の巨大あんまん運びプロジェクトに邁進するアリたちのおはなし。
今まで聞いたことのない、強引で強烈な展開に
息子はぐいぐい持っていかれました。
私が好きな一節は
「でんせつのきょだいあんまんは、 きょだいなままはこんでこそ いみがあるのだ かちがあるのだ」というところ。
非常に納得(達観?)しました。
これは男のロマンなんだ、と。
あぁーっ!な結末は、それでもハッピーエンドですよね?
最後まで全力だったアリロウ達、お疲れ様でした。
息子はおっとりしたタイプですが
こうと決めたらやり抜くところがあります。
アリロウの懸命さに、大笑いしつつも夢中だったのは、
彼の中に潜む男気が呼び覚まされたのかもしれません。
おすすめはやっぱり男の子、そして大笑いしたい人。
お父さんに読み聞かせてもらえたら最高なのでは?と思います。