五味さんの絵本っていつも、遊び心があって素敵だなあって
思うのです。
この絵本も、それぞれのカタカナで書かれた例の中に、外来語が
入っていたり、国旗(国名)が入っていたり。
外来語が入っているのは、五味さんがあとがきで「カタカナが
なによりも活躍するのが外来語を表記する場合だと思えます。
外来語を即母国語化しないで、なるべく元の発音に近いまま、
カタカナという表音文字で表し、『輝く外来語』という特別席を
設けておくこの国の文字文化に、ちょっとした礼節と余裕のよう
なものを感じます」と、書いているようにそんな日本の文字文化を
リスペクトしているからでもあるのだろうなあと思いました。
もちろん、外来語をカタカナで表記するのがこく当たり前なスタイル
だから、というのもあるとは思いますけれども。
ひらがなをほぼ書くことができるようになった娘は、この絵本を
主に「カタカナの辞典」として使っています。書きたくとも、わからない
カタカナや、ちょっと自信がないカタカナがあった時に、この絵本で
調べるのです♪
黒字に白抜きで大きく書かれていますし、書き順もわかりやすく載って
いるから、とっても便利だと思います。また、例にあげている言葉、
それぞれに英語ではなんというのかということも載っていて
和英辞典としても、若干使えるかな??(笑)