「からすのパンやさん」の続きのお話が出ると聞いて
タイトルだけみたとき、私は恥ずかしながらお店の内容だけ
かえて同じパターンのお話の展開なのだと想像していました。
が、かこさとしさんは見事に気持ちよく期待を裏切ってくれて(笑)
本当に4編それぞれお店を題材にしながらも全く違う切り口の
お話でした。本当にびっくりです!
この「からすのやおやさん」の主人公は長女として素敵に成長した
リンゴさん。リンゴさんが野菜を売るのを手伝う所から物語が
始まるのですが、絵本のテーマは「商売の原点」ともいえるもの!
知恵を絞ってどうしたら売れるか、どうしたらお客さんに喜んでもらえるか
一生懸命考えてお店をどんどん大きくしていきます。
うちは私も主人も実家が自営業。だから子供のころから
モノを売る。モノを買っていただく。ということには人一倍
関心がありました。たぶん私たちの子供たちもそうなるでしょう。
5歳の息子にはまだちょっと早かったみたいですが、
そのうち商売に興味を持ち始めたら、「商いってこういうことだよ」
と教えてあげたいと思います。