大きな木、最後の秋に、自分で休んだ旅人の若者にこう語りました。
「おおきな木になるためには しっかりねっこをはらなければならない」
動物たちを休ませ、癒し、生きる活力を与えてきた木が、最後に若者にこう語り、そして若者は、もう焦りを忘れ、うちに帰ることを決めました。
若い時に親元を離れ、人生の旅をして、初めて、「帰る」事を心から学ぶっていうこともあります。
子供には、大きなものに包まれる安心感を・・・
そして大人には、焦らずしっかり根を張って、大成していく大切さを。
この絵本で、2つのことを静かに語ってくれている気がしました。
息子たちが大きくなったら、また読んで欲しい。
その時この子たちが、大人になるのを焦ったり迷ったりしていたら、大きな木の心で語ってあげられる大人に、私自身がなっていますように・・・