プールの波しぶきに、大粒の雨。
水の表現が凄い!と思った。
夏休みの学校のプール。
やってきたのは三人の男の子たち。
ふざけ過ぎてしまって、ともだちを怒らせてしまう。
「やめろ、スカタン!」と、プールじゅうにシンゴの声がひびくシーンは、
彼の感情がよく表れている。
気まずい雰囲気で、プールを後にする三人。
すると、急に空が曇って、大粒の雨が!
突然の土砂降りの雨に、
修行だと言って、顔から雨を受ける三人。
滝のように降る雨に、
修行をする三人。
バッカだなぁ〜(笑)
でも、好きだよ。こんな子。
雨を表現するのって難しいって思うけど、
この絵本の雨は、素敵だなって思った。
そう、この「水」が、この物語のキーになっているからこそ、
惹きつけるものが大きい。
些細なことから始まったケンカ。
男の子って、単純だけど、カラッとした関係がいい。
対等な関係だからこそ、
ケンカもするが、仲直りも早い。
男の子の友情・・・堪能させてもらった。
「スカタン」という言葉は、なんとなく知ってたけれど、
使ったことはない。・・・たぶん。
使っている子っているのかな?