サンタさんの一年で一番忙しい日、12/24の一日を追ったお話です。
ここに登場するサンタさんは、、、、あまりに人間くさいサンタさんなのにびっくりです!
お話は、24日の朝サンタさんが目覚ましでイヤイヤ起こされるところから始まります。
楽しい夢の途中で起こされてぶつくさ文句をいうサンタさん。
そこから、起き上がって、お茶を入れて、着替えて、動物達にエサをあげて・・・まるで普通のおじさん??
いちいち「寒い」だの「雪は嫌だ」だの、ぐちるところがなんとも愛嬌があります。
そしてソリにのって世界中の子ども達のもとへ・・・
でもそこでもエントツに愚痴をこぼし、子ども達がサンタさんのために用意したジュースにも文句をつけ・・・(笑)
ちっとも聖人らしくないこんなサンタさん像も、楽しいですね。
コマ割りされた絵で、説明書きのような文章はありません。
ときどきサンタさんのセリフがあるだけです。
マンガのように読む絵本です。
でも、説明文がなくても、絵にはいろんなことが書き込まれています。
サンタさんは実はももひきを履いているとか・・・。
自分でサンドイッチのお弁当を作って持っていくとか・・・。
読み返すたびにいろいろな発見のある楽しい絵本です。
マンガ形式なので、読み聞かせて、というよりは、自分で読めるようになったお子さんが自分で読むほうが楽しめるのではないかと思います。