ウルトラマンが、だ〜いすきな娘。娘にとって、ウルトラマンは守り神のような存在。広い宇宙からいつも見守ってくれている大切な友です。3歳の頃、たった1度だけ---夢の中で――ウルトラマンに会った日のことを、最もしあわせな出来事のように、瞳を輝かせて話す娘のために、この絵本をプレゼントしました。
これまでは、家にある「ウルトラ戦士完全図鑑」で、ウルトラマンの身長や体重がどのくらいだとか、得意技は何かとか、データに関連することを読んでいただけでしたが、この絵本では、憧れのウルトラマンの日常や心の中までも知ることができ、最初から娘の頬は緩みっぱなし!
ウルトラマンが強いことは知っていても、子どもにはめちゃくちゃ弱く、世界一子煩悩なお父さんだったなんて、娘も私も知りませんでした!
娘は、(ウルトラマンが子どもと遊ぶときに)「怪獣と戦うときは、真剣だけど、子どもが怪我をするとかわいそうだから、わざと負けてあげてるんでしょ。」と、にこにこして言ったり、いつもはどんなに痛くても泣かないウルトラマンが、「おとうさん だいすき」の絵に、涙をぽろりと流すのを見て、「うれしかったの?」と、いっしょになってウルウルしたり・・・。
「 おとこは すぐに ないたら だめだ!」というセリフを聞いて、「女の子はいいの?・・・書いてないから、きっといいんでしょ?」と、勝手に納得したり!
1番笑っちゃったのは、子どもの寝顔を見ながら、バルタン星人のお面を作り、「でも すこし くやしいので ウルトラマンのおめんも つくった」人間味あふれるウルトラマン。
お母さんに怒られたり、後片付けが苦手だったり・・・きっと“本物の”ウルトラマンも、こうなんだろうなぁ、と大人の私でも信じたくなる、魅力的なキャラクターです。
そして、娘の知っている「やさしい かいじゅうは まもってあげる。よわい かいじゅうは たすけてあげる」愛の戦士ウルトラマン。娘は、そんなやさしいウルトラマンの腕に包まれ、安心しきったように、うっとりとした表情を浮かべていました。
どのページのウルトラマンも大好き。ウルトラマンのどんな面も大好き。そして、我が家のウルトラマン、パパも大好き(!)と思える1冊です。