「うごきません。」 ６歳のお子さんに読んだ みんなの声

ハシビロコウは「うごきません」。なにがあっても「うごきません」。

「うごきません」という言葉の繰り返しと、表情のないハシビロコウの同じ絵に、ページがすすむごとに、やんわりと、可笑しさが増してきます。最後は、ほっこり。なんだか温かな気持ちになる絵本でした。

そして、ハシビロコウという動物に興味深々になりました。。

動かないイケメン鳥として話題になったハシビロコウが絵本に登場！
池のほとりにぽつんと佇むハシビロコウ。
絵本の中でもやっぱり動きません。
動物たちがやってきても表情ひとつ変えないハシビロコウ。
そんなハシビロコウの周りに不思議なことが起こり始めます。
あんなことやこんなことがあったらさすがに、動くかな？
・・・・動きません。
動と静の繰り返しに子どもたちは大笑い！
ところがとあるきっかけで、ついにハシビロコウが動いた！
お顔いっぱいの見開きページは圧巻です。
その後やってきたメスのハシビロコウにぽっと頬を赤らめる姿はとってもキュート。
ハシビロコウの体や表情は動かなくても、心はしっかり動いていたのですね。
「ハシビロコウってほんとに動かないの？」と興味を抱いた我が家の子どもたち。
動物園に行く機会があればぜひ本物を一緒に見たいですね。

テレビの動物番組で、ハシビロコウがいつ動くかという内容のものを見たことがあります。その時に一瞬動いた時の感動と言ったら！それがそのままこの絵本作品に再現されていて、とても面白かったです。

本物のハシビロコウは可愛さが全然ないけど、このようなイラストにするとコミカルで可愛げが感じられる（笑）。
わかりやすく表情豊かであることだけどが必ずしも「いいこと」なわけではなく、感情表現は見えないところにもちゃんとある、そんんなメッセージを感じさせます。