この絵本の魅力は、何と言っても、ぴっちのかわいらしさ。仕草も表情も、すべてが愛くるしく、こねこと暮らしてみたくなってしまいます。
好奇心いっぱいのぴっちは、ちょっとだけ他の動物たちの真似をして、新しい世界をのぞいてみるつもりが・・・
怖い目に遭って、重い病気になってしまったぴっち。「重い病気ってなあに?どんな病気なの?」と、娘はとっても心配そう。
でも、ぴっちが日増しに元気になり、お祝いの会をしてもらったら、ほら、もう元通り!
「あっ、(乳母車の)お布団から出て起き上がってるよ!」と、娘も喜んでいました。
それから、細部にまで目をやりながら、「どうしてやぎさんは(柵の中に)入れてもらえないの?」とか、「もう一羽のおんどりはどこ?」と、周りの動物たちのことも気にしていました。
そして、りぜっとおばあさんが用意した食卓をみんなで囲むシーン・・・「まだすこし あまやかされていた」ぴっちは、背中にクッションをあててもらっていましたが、同じようにクッションを当てた椅子に座っている娘は、「いつもだよ!」と、にこにこ顔で言っていました。