娘の歯が生え変わる時期に合わせて、いろんな「歯」のお話を読んでいますが、これもその中の1冊。もう40年も前に書かれた本なんですね。たくさん出ている「歯」の本の中でも、パイオニア的存在です。内容も、「かがくのとも傑作集」ならではの、おもしろく、わかりやすい説明で、楽しみながら自然と学べるようになっています。加古さんの絵も、とっても説得力があります。
虫歯になったことがない娘は、「はが いたくなると、おとなだって ないてしまいます。」と知って、「え〜!ママも泣いちゃう?」と心配していましたが、「そんなに いたいんなら いっそ はなんか なければいいと おもいませんか?」との問いかけには、「困る、困る!」と即答。そう、ただいま、娘の前歯は4本も抜けている状態なので、歯のない苦労や不都合は身をもって経験済みです。
小さな「のこりかす」をえさにして、「ばいきん」が増え、「さん」を作って、歯に穴を開け、「むしば」になっていく絵は、虫歯の怖さを現実的なものとして教えてくれます。娘も、この絵をよーく見ながら、パパにも一生懸命説明してあげていました。
「甘いものは、あんまり食べないよね」と言う娘も、ジュースにはちょっと油断していたようで、「ジュースにもお砂糖が入ってるの?・・・でも、少しだよね?」と、ほんのちょっぴり心配になったようでした。
「は は は は は・・・・・」のページは、必ず自分で数えながら読み、自分の歯も1本1本指で数えて確認しています。残りの乳歯も、虫歯にならずに、きれいな永久歯に生え変わるといいね。