マフィンおばさんを見習って、パンを焼いてみることにしたアノダッテ。
パンだけではないけれど、思い切り、自分だけでお料理を作ってみたい、と思うのは、どこの子も1度はあこがれることの1つではないでしょうか?
アノダッテのパン作りも実に豪快。
量もさることながら、その中身は、ジャムに、ほしぶどうに、チョコレートに、アーモンドに、自分の好きなものがいっぱい。
楽しそうな顔で、パンを作っていくアノダッテの幸せそうなこと。
でも、ちょっと大きすぎました。
いや、ちょっとじゃないな、半端じゃなく大きすぎました。
膨らんで膨らんで、どんどん膨らんでいくパンは、いったいどうなる?
こんな大きなパンが焼けたとしたら?...考えるだけで楽しいです。
暖色系で描かれた色の効果もあるのか、全体的に、とっても暖かい印象を受ける絵本です。
最後の1ページ。あふれるパンに笑顔いっぱいの町の人たち。
パンの焼けたにおいまで感じられるような幸せ風景。なんとも幸せな気分になるシーンですね。