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当世落語絵本 母恋いくらげ」 6歳のお子さんに読んだ みんなの声

当世落語絵本 母恋いくらげ 原作:柳家 喬太郎
文・絵:大島 妙子
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2013年03月
ISBN:9784652200094
評価スコア 4.62
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みんなの声 総数 49
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6歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 息子恋いくらげ 受賞レビュー

    • マキにゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子6歳、女の子4歳

    4歳の娘が寝たあと、6歳の息子と二人で読んだ。
    表紙から、すでに、じーーーんとしてしまった。
    くらのすけの海デビューは、息子にとっては、幼稚園デビュー。
    息子は、他の子たちがとうに泣くのを止めたころも、私と別れるのが嫌で、ずっと毎朝泣いていた。
    そんな息子を歯がゆく、また、とても愛しく思った。
    おっかさんとくらのすけが、その頃の私たちとダブった。
    初めて新しい世界へ出てゆくということは、親にとっても子にとっても、嬉しくもあり、また、切なくもある。
    息子に、私の知らない時間ができるということが、とても淋しくもあり、また、頼もしくもあった。
    子育てとは、いつもこうした矛盾した感情に振り回され、心が休まるときがない。
    そんなときに、こういう絵本で、しんみり、また、ホッとできることは本当に幸せで、また、親になってよかったとシミジミ思う瞬間である。

    そんな息子も小学生になり、随分と逞しくなった。
    夏休みのいまは、私の堪忍袋の緒が、ブッチンブッチンとキレる毎日(笑)
    そういったときは、是非、この‘母恋いくらげ’を読んで、あのころの息子を思い出そう。
    きっと、息子の中でも、ずっと記憶に残る一冊になると思う。
    絵本ほど、子どもの喜怒哀楽の感情を沸き起こさせるものは他にないと、改めて思った。

    投稿日:2015/08/12

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  • くらのすけに勇気をもらう

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、女の子2歳

    落語はドラマがきっかけで少し興味をもったのですが
    なかなか日常で触れる機会がなく・・・。
    こうして絵本化されたおかげで
    新作落語を手軽に親子で堪能できます。
    珍しく、そして楽しい体験ですね。

    寄席からお題を集めて作ったという、柳家喬太郎さんの落語は
    出てくるものといいい、そのストーリーといい、ちょっと変わっています。
    みかんの皮やくらげ、水たまり、幼稚園バスなんかのユニークなアイテムが
    大島さんの絵となることに相性がよくて、とても魅力的な絵本となっています。
    繰り返しに強い落語とあって、その言葉やお話の面白さはバッチリ。
    大島さんの描く、くらげと海の柔らかい絵も味わいがあり、癒されます。

    はぐれた子くらげ、くらのすけのお話ですが、
    なんと水たまりに落ちてきたみかんの皮をおっかさんだと勘違い。
    いやー、それは無理があるでしょ〜と言うところですが、
    寂しくなくて良かったなあ、という安堵のほうに気持ちがいくのは
    同じ親目線だからでしょうか。
    まぁ、この設定でもなんとかアリかと緩やかな気持ちで見ていたら、
    なんと、おっかさんを守るためにチカラを出すくらのすけ。
    滑稽なようで、意外な場面で成長し、
    息子として頑張っている姿に心をつかまれます。

    子どもの心の成長って、体の成長と違って見えにくく、
    感じることができた際は本当に嬉しいものです。
    おっかさんは誇りに感じたでしょうね。
    現代の子どもへのルール・見守りは昔に比べて過剰になりました、
    子どもの本当のチカラ、自立の心を、それらが阻止することもあるでしょう。
    くらのすけと優しく広がる海をみて、私も背中を押される気がします。
    わが子もフワフワと自由に飛び立たせる、
    そんな風景を重ねてみてしまう絵本です。

    投稿日:2015/07/23

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  • 落語?

    落語って、昔ながらのお話というイメージだったので、主役がクラゲだったり、遠足バスが通ったりと、読みながら「これが落語?」と驚きました。親子愛や子の成長などを描きつつも、さすがというか、かめぞうさんのシメの一言が上手いことまとめているなーと思いました。

    投稿日:2015/07/23

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