びくびくビリー」 7歳のお子さんに読んだ みんなの声

びくびくビリー 作・絵:アンソニー・ブラウン
訳:灰島 かり
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2006年09月
ISBN:9784566008465
評価スコア 4.47
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みんなの声 総数 35
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  • 心配ひきうけ人形

    繊細なビリーの繊細な心を救うのは…、
    心配ひきうけ人形の存在は初めて知ったのですが、なるほど効き目がありそうですね。
    ビリーのような強迫観念の強い子に安心感をもたらす人形…。
    私も欲しいと思いました。
    アンソニー・ブラウンにしてはひかえめな作品にも思えますが、じーんとしました。

    投稿日:2014/01/16

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  • 心配を引き受けてくれたおばあちゃんとウォリー・ドール

    • ランタナさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    1年生のクラスでこの絵本を読み聞かせした方がいらして、
    息子と一緒に読み聞かせてもらいました。

    読み手の方が初めに「みんなは心配で眠れないことある?」と質問。
    驚いたのは、かなりの数の手が挙がったこと。
    まだ1年生なのに?と思ったけれど、
    読み聞かせてもらっているうちに
    空想ばかりしていた子どもの頃、
    夜になると、ほんの些細な心配が大きく膨み、
    母のいる明るい部屋へ起き出したことを思い出しました。

    夜、ビリーの想像場面の絵は2色で描かれ、暗く、独特の雰囲気。
    ビリーの顔は悲壮感いっぱいです。

    ビリーの両親が優しく慰めてくれても、ビリーの心は晴れません。
    「しんぱいしすぎ」「こわいことなんかおこらない」
    そんなことはビリーだって頭では分かっていて、
    それでも心配だから困っているんですものね。
    だから自分を「よわむし」だって思って、普段から自信をなくしている。

    その点、おばあちゃんはすごい。
    「よわむしなんかじゃないさ。おばあちゃんもこどものころは、しんぱいばっかりしていたもんだよ。」と、ビリーの心配に共感して受け止めた上で、
    「しんぱいひきうけにんぎょう」という
    気持ちを切り替えるきっかけをくれたからです。

    これで解決かと思いきや、数日後、ビリーに新たな心配が。
    心配を引き受けた「しんぱいひきうけにんぎょう」が心配ですって!

    でも、今度はビリーが自分で考えた「ある方法」で解決しました。
    繊細さは決して心配性という欠点だけにつながる訳ではなくて、
    優しさって長点にもなるんですよね。
    最後のビリーの笑顔、嬉しい暖かな読後感でした。

    巻末に「しんぱいひきうけにんぎょう」こと
    グアテマラのウォリー・ドールの解説もあり、楽しめます。

    年長さん位から小学校中学年位のお子さんや
    そのお父さん、お母さんにおすすめです!

    投稿日:2011/10/01

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  • 子どもの心象風景の描き方が独特

    最近、アンソニー・ブラウンの本が気になってよく借りてくるようになりました。

    「かわっちゃうの?」同様、子どもの心象風景の描き方が独特だなと思います。

    ビリーのびくびくさ加減も、少し大げさにも感じるのですが、子どもに見えている心配ってこんな風なのかもしれないなと思えます。

    絵本の中に出てくる「しんぱいひきうけにんぎょう」、本当にあることに驚きました。

    お雛様が、子どもの形代となるように、人形が心配を引き受けてくれるというようなことあるかもしれませんね。

    作風は全く違うのですが、学校へ行くのが不安な気持ちを描いている「あした、がっこうへいくんだよ」にも似たものを感じました。

    心配性の子どもさんがいたら勧めてあげたい本です。

    投稿日:2009/02/27

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  • 繊細で優しいビリー

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子2歳

    心配事があると誰だって眠れないものです。
    でも、心配性なビリーはもっと大変。
    何てったって、ぼうしやくつのことでさえ気になって眠れないのですから。

    そこでおばあちゃんが出してくれたのは「心配引き受け人形」。
    ちっちゃなちっちゃな人形に、心配事をうちあけて眠るんです。
    枕の下に。
    こういう密やかな儀式って、ちょっと良いですね。

    さらに、人形の事が心配になっちゃうビリーは、今度は自分で
    解決して、安眠を得るのです。
    眠れなくなったときに安心できる存在は、それが人形であれ、
    毛布であれ、ぬいぐるみであれ、心強いものですよね。

    投稿日:2008/05/26

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