娘が1年生の時、担任の先生が毎日少しずく読んで聞かせてくれたおはなし。
娘にとって、とても思い出深いものになったようです。
お留守番の夜、父さんが母さんから教わったという
長崎ことばのふしぎな歌を教えてもらいます。
そして、ありこが描いたでんでら竜のたまごの絵から、
あかちゃん竜が生まれるのです。
娘もすっかり、でんでら竜の魅力にはまったようです。
ありこのように、でんでら竜の絵を描いて、ミルクまでつくって・・・
娘のでんでら竜は、本物にはなりませんでしたが、
ありこのでんでら竜は、どんどん、どんどん、大きくなっていきます。
これは、ありこの空想の世界?
か、夢での出来事?
と思っていたらそうでもなさそうです。
お母さんが帰ってきて、
「本物のでんでら竜を見ちゃったの!」って。
大きくなったでんでら竜との別れは辛かったけど、
どこかで元気で生きているってわかったら、
ちょっとは元気が出るかなって。
本当にどこかにいそうなおはなしで、娘もいつか会ってみたいって。
「でんでらりゅうば」の歌は、私も知っていました。
いつ覚えたのか忘れましたが、とても懐かしかったです。
こんな物語があるのは知りませんでした。
私も当時、たまたま古本屋さんで見つけてこの本を読んでみました。
素敵なおはなしだと思います。