きつねが、ぶどうをあげたら、たぬきは、おれいに、りんごをくれました。
きつねはうれしい気持ちになりました。
という設定で始まる五味 太郎さんが分かり易く経済を教えてくれる絵本です。
新刊だったのですが、ソースは1979年に刊行された「玉川こども・きょういく百科 おみせとおかね」の一部を単行本化したものなので、本当に息の長いお話です。
だから出版は、玉川大学になっていました。
確かに、分かりやすく市場経済を説明してくれるので、その教材としては申し分ないものと思います。
その機会があれば、絶好の書であることに間違いはありません。
ただ、小学校2年の次男の感想はと言えば、
「からすなどは、みんなが喜びそうな特別のガラス玉を探しに、海を超えて 外国まで行ったそうだ」
という件が、無茶苦茶楽しかったそうなので、無邪気なものでした。