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もりのへなそうる」 7歳のお子さんに読んだ みんなの声

もりのへなそうる 作:わたなべ しげお
絵:やまわき ゆりこ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1971年12月
ISBN:9784834002980
評価スコア 4.85
評価ランキング 94
みんなの声 総数 51
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7歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 息子に大受けでした

     就寝時に、この本を読んで聞かせたのですが、息子に大受けでした。 とにかく、兄弟と「へなそうる」の言葉のやりとりが面白かったようで、寝付くどころか、ゲラゲラ笑い転げていました。

     幼い兄弟が森にでかけ、そこで恐竜のような生き物(だけど、全然怖くない!)の「へなそうる」に出会い、「かくれんぼ」や「かにとり」をして遊ぶ話になっています。

     兄の真似をする、3歳の弟の言葉遣いと「へなそうる」の言葉遣いが面白く、息子も夢中になっていました。

     空想の生き物「へなそうる」が出てくる話ですが、兄弟やお母さんの日常的な生活も描かれ、現実と想像の世界が入り交じった不思議な感じが、とても印象的でした。

    投稿日:2010/12/28

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  • 森に探検に出かけた兄弟、てつたくんとみつやくんが見つけたのは、なんと大きな赤と黄色の縞模様の卵!そこから生まれたのは、食いしん坊で臆病だけどとても優しい、不思議な怪獣「へなそうる」でした。兄弟とへなそうるが一緒に森で遊ぶ姿は、子どもたちにとって憧れそのもの。かくれんぼやおたまじゃくし採りに夢中になり、時が経つのを忘れてしまうほど楽しそうな様子が描かれています。

    物語は、舌っ足らずなみつやくんの可愛い言い間違いや、へなそうるのユニークな勘違いなど、クスッと笑える場面がたくさん。特にへなそうるが想像した「かに」の挿絵には、大人も思わず吹き出してしまうことでしょう。そして、へなそうるの「ぼか、」という自己紹介やおにぎりが大好きなエピソードなど、子どもたちを惹きつけるチャーミングなポイントが満載です。

    この物語は、子どもが子どもらしくいられる「子どもの時間」を大切に描いた作品です。大人の「どうして?」や「なぜ?」といった疑問をよそに、子どもたちは森の中での冒険やへなそうるとのふれあいに夢中になります。そんな無邪気な時間がどれほど短いものであるか、読みながら気づかされる大人も多いのではないでしょうか。

    作者のわたなべしげおさんは、ニューヨークの公立図書館で働いた経験を持つユニークな経歴の持ち主で、「しょうぼうじどうしゃじぷた」や「とらっくとらっくとらっく」など数々の名作を生み出してきました。この絵本でも、森の自然や登場人物の魅力をリアルに感じさせるストーリーが見事に表現されています。

    「もりのへなそうる」は、4章に分かれた長めのお話ですが、1章ずつ読み聞かせをして楽しむのもおすすめです。特に幼稚園や保育園の年齢のお子さんにはぴったりで、自然の中でのびのびと遊ぶ楽しさや、不思議な生き物との出会いのワクワク感を存分に味わえる作品です。へなそうるとの別れが寂しいかな…と思いきや、最後までほっこりと優しい気持ちにさせてくれる展開に安心します。

    子どもたちの「もっと遊ぼう!」という気持ちを存分に満たしてくれるこの物語、ぜひ親子で楽しんでみてください。きっと、あなた自身も「子どもの時間」の大切さを思い出すはずです。

    投稿日:2024/12/21

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  • 言い間違い

    タイトルが気に入って購入した本です。
    子供たちが低学年の頃に、一緒に読みました。
    表紙の緑が爽やか。
    山脇百合子さんのイラストもかわいくて、今も時々手にとります。
    てつたとみつやの兄弟が、森で赤と黄色のしまの卵をみつけたます。
    また遊びに行くと、そこにいたのは「へなそうる」。
    赤と黄色のしましまの不思議な生き物です。
    へなそうるとかくれんぼしたり、おにぎりやお菓子を分け合ったり。
    3歳のみつやの言い間違いがかわいくて、読むたびに子供たちの小さい頃を思い出します。

    投稿日:2021/05/03

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  • 読みすすめるうちに…

    たまごから生まれてきたへんなどうぶつ。きょうりゅうみたいな感じです。
    男の子の兄弟とへなそうるのふれあいを描いたお話です。

    寝る前の読み聞かせに選んだのですが、
    3歳の弟は舌っ足らずだし、へなそうるもヘンテコなしゃべり方だし、童話なので文章も長いし、しゃべり分けるだけでも大変だったのですが、途中から、へなそうるのとこが たまらなく愛おしくなってきました。

    兄弟のしゃべり方をマネしてみたり、解釈がな〜んかズレてたり、とっても和ませてくれます。
    娘も、へなそうるが気になるらしく、へなそうるの挿絵が出てくるたびに、「もっかいみせて!」と、何度も後戻りさせられました。

    こんな生き物ほんとに居たらいいなぁ。
    “こどもだけ”の冒険ストーリーなところも、こども達にとっては、たまらないですね!

    投稿日:2013/11/15

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