お友達のブログで『石のスープ』が話題になっていたので、私もぜひ読んでみたいと思い、図書館から借りてきました。
元々『オオカミ』が主人公のお話は大好きで、いろいろ読み漁ったけれど、これは初めてでした!
ちょっと見では、なんだかオオカミっぽくなくて、まるでドブネズミ?!みたいな感じがしますが・・・
やっぱり、オオカミ!!(けっ)
例え、年寄りで歯が1本しか残っていなくても・・・
目つきは、かなり怖いです!
きっと今までも、煮えない石を巧みに使って、おいしいスープを食べ歩いてきたにちがいありません。
対する、好奇心旺盛でお人よし、ちょっぴり天然さんのめんどりですが、普段から、人(動物?!)づきあいもよく、みんなから好かれているのでしょうね?!(笑)
自分がスープの具になるとは、ゆめゆめ疑わず、始終楽しそうな様子が、笑いを誘います。
次々に、めんどりの身を心配してやってくる脇役の動物たちも、表情ひとつ、セリフひとつとっても、実は深い意味がこめられているのかもしれませんね?!
動物たちが、オオカミの目的を、本当は知っていたのか?それとも本当に知らなかったのか?は、計り知れないけれど・・・何事も楽しんでしまう、楽天的なめんどりだからこそ、ピンチが自分から去って行ったのかも〜?!(笑う門には福来たる?!)
そんな風に考えると、とても深い絵本ですね。
ラストも余韻を持たせてあって、想像力が膨らみます。
次のターゲットの、くじゃくだか七面鳥だかは、友達いっぱいいるのかしら〜?!いるといいね〜!
でも、それだと、憎み切れない気の弱いオオカミが、なんだか哀れに思えたり・・・
どっちにしても、続きが知りたくなります(笑)。