「あかにんじゃ」っていったい何?と思って手にとった絵本。
でも、読み終わってみたら、なんとも不思議な読後感。
そして、「あかにんじゃ」っていったい何?という疑問は解けないまま...。
ま、なんだっていいのです。
あぶなくなると、「ドロンドローン」の呪文をとなえ、いろんなものに変身する。
だけど、赤い忍者は、何に変身してもやっぱり赤いままで...
その赤が災いして、いろんなところで危険な目にあうのですが、次はどうなる?次は何に変身する?って考えるのが楽しいのでしょうね。
不思議な読後感って思ったけれど、なんとなく味わいがある。
そして、子供は、こういう大人には、なんだかよくわかんないようなものに、何か感じるようで、「おもしろい!」と。
子供にそう言われると、うん、そういえば、すごくおもしろい。そんな気持ちになってくるから不思議。
文章もキレよく、リズムよくさくっと読めるのもよいかな。