湯本香樹美さん×酒井駒子さんの、夢のコラボ☆
昨年からずっと読みたいと思っていた1冊です。
本屋さんや図書館でも、何度も目にしたのに、なかなか手に取る勇気がなくて・・・(汗)。
やっと、「ええいっ!」と、借りてきました。
想像通り、とても静かで美しい、心に沁み入る絵本でした。
大切な人(この場合は、ことりですけど・・・。)との、突然の別れは、本当にせつないですね。
今まで当たり前のように、そばにいた人が、突然いなくなってしまったら・・・???
このくまのように、きっと、簡単には受け入れられないでしょう。
森の動物たちも、本当はくまに早く元気になってもらいたかったのに、結局、くまをさらに傷つけてしまう。
私自身、人づきあいが下手くそで、苦い経験があるので、胸がちくちくします。
そう、ゆっくりゆっくり時間をかけて、ゆっくりゆっくり元気になればいいんだよね。
モノクロの世界が、少しずつピンク色に変わっていくように、ゆっくりゆっくり・・・。
やまねこの、さりげない優しさが、くまの心を動かしていく、ラストシーンが、すごく好きです。
悲しい、暗い、辛い「死」を扱ってるのに、ぽっかり空いた大きな穴が、少しずつ、あたたかいものでうまっていく読後感。
次女には、敢えて感想を聞かなかったけど、きっと、心に響いたと思います。
長女や長男にも、ぜひ読んでほしい絵本です。
(ちょうど、今週の生協のチラシに載っていたので、さっそく注文しちゃいました〜♪)
この夏、ぜひ、「夏の庭」も読んでみたいです!