8歳の息子を膝に乗せて(重かったです・・・)読み聞かせました。
自分でも読める内容だとは思ったのですが、
この本はどうしても声に出して聞いてもらいたかったのと、
字を追うより、絵にも集中してもらいたかったので・・・。
内容は終始、ことりにずっと一緒にいてほしい山と、
その思いに応えてあげられないことりとの、
毎年くり返されていく切ないやり取りなのですが、
その中で年々深まっていく山のさびしさと、
子から孫へと生命をつなぎながら、
けっして友達をわすれないことりのやさしさと誠実さに、
読みながら胸がいっぱいになりました。
永遠の命を持つものの孤独と救済の話とも、
大自然の偉大さと儚くも力強い生き物の物語とも、
もうほとんどラブストーリーだとも、
いろいろなとらえ方が出来る物語だと思います。
最後の一文を読み終えたとき、
息子がはぁっと深くため息をつきました。
本当にすごい本だなと思います。