マジックって、ワクワクしますよね。
この絵本にもドキドキワクワクさせられっぱなしです。
ただし、マジシャン・ミロの場合、舞台裏の方がドキドキワクワクなのです!
さえないマジックでお客さんからブーイングを浴びるミロ。
帽子から取り出したのは小さな灰色ネズミという有様です。
劇場の支配人から、帽子からウサギを出さないとクビだ、と宣告され、
森へウサギを捕まえに行くと・・・捕まったのはクマ!
しかも、親分肌でなんて頼もしい。
ウサギ秘伝のひけつまで披露してくれて一安心のミロ。
でも、これで一見落着とはいきません。
マジシャン・ミロとクマの運命はその後も二転三転。
オチもばっちりです。
舞台のポスターになりそうな、おしゃれな感じの絵。
A4よりさらに大きなページからはみ出さんばかりの大胆な構図。
遠くからもよく見え、読み聞かせにも向いているのではないでしょうか。
黒眼がない?独特の表情から、落ち込み、持ち直して張り切るミロや
頼もしいクマの豊かな感情が生き生きと伝わってきます。
大人向けかな?子どもにはどうだろう?と思いましたが、8歳の息子はとても気に入ったようです。
ちなみに、親子二人で大笑いしたのは、クマの「ジャーン!」
何が「ジャーン」かって?
ぜひあなたにも読んで確かめていただければ・・・。
おすすめです!!!