『にゃーご』の続編だ!と、図書館から借りてきました。
8歳と3歳の娘たちと読みました。
今回はねずみを知らないねこと三匹の子ねずみたちのお話。
子ねずみたちが昼寝から目覚めると、目の前には大きなねこが!!
ねずみを知らないねこと、
身を守るために嘘のねずみ像を教える子ねずみたちのやりとりが面白くて、娘たちも笑っていました。
8歳の長女は、ちょっと恥ずかしそうに“ひひひ・・・”と笑うねこに、
3歳の次女は、ねずみの鳴き声が“ぼよよ〜ん”という所に面白さを感じたようです。
そして『ちゅーちゅー』が『だいすき』という意味、という所にも笑っていました。
しかしそれからの展開には・・・。
切なくて、親子そろって心がきゅっとなりました。
自分たちの身の危険覚悟で、ねこを助けたねずみたち。
自分がだまされたと知っても、感謝の気持ちを伝えてきたねこ。
娘たちの心にも、その友情は響いたようです。
3歳の次女も、“最後の『ちゅーちゅー』は『だいすき』ってことだよね?”と言っていました。
裏表紙の、一人涙を流しながらバナナを食べようとしているねこに
再度心がきゅっとしました。
見た目はちょっと怖そうなねこの、実は純粋なところにも心惹かれました。
切ないけれど、親子で大好きな本になりました。