字は大きいです。絵本から童話が読めるようになったくらいのお子さんに。
そして、野球が大好きなお子さんに。
大好きだけど、いまいちその成果が出ないというお子さんに。
リトルリーグの中で一番背の小さいハロルドは、守っても打っても、みんなのようになかなかうまくいきません。
小さいことで、みんなにもバカにされ、自信もちょっぴり失って...。
だけで、この小ささをいかして最後には大活躍。
スポーツが好きな子は、やっぱり体は大きいほうがいいし、足は速いほうがいいし...
でも、そんなものすべてに恵まれているという人はほとんどいないのだから。
スーパースターの輝かしい少年時代の話もいいけれど、こういった、ただの普通の子のハロルドの話だからこそ、自分と重ね合わせて見えるってあるんじゃないかな。
小さいことだってけして悪いことじゃないじゃん!って思える、等身大のお話がいいです。