花さき山」 8歳のお子さんに読んだ みんなの声

花さき山 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1969年
ISBN:9784265908202
評価スコア 4.63
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みんなの声 総数 103
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8歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • アタタカイココロ

    この本は、とっても良いお話です。すごく感動します。心にやさしさを伝えてくれます。
    やさしいことをすれば花が咲く、命をかけてすれば、山がうまれる、
    そう、やまんばが教えてくれました。
    たった10歳のあやはどう思ったのでしょう。命をかけて村を守った、八郎、三コはどうおもったのでしょう。八郎と三コは心が純粋なのです。
    斎藤隆介さんは私たちに、やさしいことをしてやさしい子になってください。というメセージだとおもいます。
    やまんばにあった、あやは村の人にはなします。みんなあいてにしてくれません。そこであやは、また一人で山にいきます。しかし、やまんばにはもうあえません。もう二度とやまんあばにはあえません。花さき山
    にもいけません。もう二度と見ることはできません。花さき山は空のかなたに、いったのでしょう。あなたの心に花はさいていますか?
    (8歳の孫がかきました。)

    投稿日:2010/10/20

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  • 伝えていきたい日本人の心

    • リンダおばさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子14歳、男の子11歳、男の子5歳

    「自己犠牲の美徳」という言葉は今の時代にそぐわないかもしれませんが、
    色んな場面で「辛抱」「我慢」はつきまとうのがこの世の中。
    大人だってつらいものです。

    色とりどりですが寂しさを含んだ花さき山の花々。
    涙の露から花が咲く、
    良くも悪くも日本独特の美学を感じます。

    こんな儚いものでも美しいから心の支えになるのですね。

    滝平二郎さんの繊細な切り絵と、
    斎藤隆介さんの美しい日本語とともに、
    日本人ならではの心意気を伝えていきたい一冊です。

    小さい頃読んだときには、
    双子の兄の場面がたまらなかったですが、
    最後の場面の両親の笑顔で、
    あやも愛されてるんだな、と
    救われた気持ちになったのを覚えています。

    なにより、一面の花さき山のページの美しいこと!

    投稿日:2009/11/10

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    1
  • 可憐で力強い花

     表紙の絵を見た瞬間、さっと絵本を後ろ手に隠し、
    「この本の作者はだ〜れだ?」と、嬉しそうに聞く娘。
    そして、
    「難しい漢字は読めないんだけどね、『モチモチの木』と『ふき』をかいた人!」と、満面の笑みで教えてくれました。
     「モチモチの木」は、娘が小さい頃からずっと大切にしている絵本。
    いつもどこか心の奥深いところにあって、時々思い出しては、読んでみたくなる・・・、娘にとって、そんな本なのだと思います。
     
     花さき山に咲く一面の花は、モチモチの木のように、はっと息を呑むほどの光り輝くまぶしさはないけれど、一輪一輪が、可憐に、力強く咲いているのが印象的です。

    ―やさしいことを ひとつすると ひとつ さく―
    「今日もきれいな花をたくさん咲かせてくれたね」と、娘に言うと、ちょっとだけ照れくさそうに、にこっと笑って、「うん」と答えてくれました。

    投稿日:2012/02/06

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  • 斎藤・滝平作品の中でも構成・展開が・・

     斎藤・滝平作品の中で、この作品はお話の構成・展開が素敵だと思います。

     扉絵で、主人公のあやが山へ入って山菜取りをしに来た事がわかります。
     開いて、突然山ンばの語りが始まり、一気に惹きつけられます。

     その語りの朗々とした文に読者は瞬くとりこになり、先へ先へとこの山ンばの話に聞き入る事でしょう。
     そして、あやが今まで見た事も無い綺麗な一面の花のページの絵に読者も魅了されます。
     
     自分の事より人のことを思い、辛抱するその優しさや健気さで咲くという花に、確かにこんな風に見えたら素敵な眺めで、さらに『自分も善行を・・・』という気持ちにさせてくれるおはなしです。

     読み終えて、表紙絵を再び眺め、あやの浴衣の模様の意味が読者に改めて伝わってくる心憎い作りです。

     花さき山の花は、今の世にどれだけ咲いているのでしょうか?
     昨日より今日の方が花数は増えているのでしょうか?

     この世に生を受けたものとして、他者の力になれる喜びを知り生きて行って欲しいと息子を眺めしみじみと思いました。
     そのためには、辛抱・忍耐、これこそが真の強さ、そして真の優しさである事をゆっくり伝えて行きたいと思いました。 

    投稿日:2011/01/29

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  • 心にじーんときました。

    • PIROさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子8歳

    暗い表紙のこの本は、きっと勧められなかったら手に取らなかったことでしょう。
    暗くて怖い話が苦手なので。。
    でも、読んでみたら山ンばはいい人(?)みたい。
    そして、絵が見事なほどにピッタリ!!

    心にじーんときました。
    心にずしーんともきました。

    あの暗いページの中にきれいな花がいっぱい。
    良い事をした時のお花なのに、なぜか重苦しくも見えました。
    辛抱という気持ちの表れなのかもしれませんね。

    民話の語りがまた心に響くのですね。
    やさしい山ンばの口調がなんとも言えずいい雰囲気でした。

    投稿日:2008/04/14

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