以前、NHKでドラマ放映されているものを見たことがありました。
今から55年前、黒人はバスに乗るのも専用のシートがありました。
ドラマは見たことがあったのですが、今からまだ55年前のことだったのが驚きでした。
独立戦争はいつのことだったかしら?と。
私の生まれるわずが10年前のことです。そんな時代にも黒人は黒人用のシート、タクシーなど白人とは違う扱いを受けていたのです。
実話だけに重みがあり、ローザの勇気がキング牧師を、そして全米へと広がっていくことに感動を覚えます。
ローザは運動を起こしたかったわけでもなく、その日は疲れていて席を譲りたくなかったことそれにこれからもこの差別を受け入れていくのかに疑問を持っていたことなどが描かれています。
ローザだけでなく、それまである意味仕方がないと受け入れてきたこと、またこの行動には命がかかっていることなどを思うと、それまでの黒人社会の忍従の歴史が垣間見えてきます。
自分がこのような状況に置かれた時に、何をするのだろうそこまで考えていくと、ローザのような勇気が果たして持てるか?と。
短い絵本の中に凝縮されたメッセージはとても重いものがあると思いました。