「しっぱいにかんぱい！」 ９歳のお子さんに読んだ みんなの声

本を読み聞かせた後、
「友だちのしっぱいを笑ったりしない。」
「ぼくは、しっぱいを責めたりしない！！」
「誰だって、しっぱいはあるよね。」
と、９歳息子と７歳娘の会話です。

「お母さんはしっぱいしたあなた達をすぐに叱っちゃうね。」
それも、おかあさんのしっぱいです。

「いいんだよ。しっぱいにかんぱい！」って、明るく言えるお母さんになりたいな。

しっぱいを食事ものどを通らないほど苦しく思う姉
姉を思う弟の気持ち
励まそうとするおじいさん、
みんなのしっぱいエピソード、
失敗を乗り越えようとする気持ち、
いろんなことを考えさせてくれる１冊。だからこそ、読書感想文推薦図書に、選ばれているのかな？

宮川ひろさん、「びゅんびゅうごまがまわったら」も大好きですが、この１冊も宝物になりました。

我が家の子どもたちは多少の失敗でも、笑い飛ばして
そんなに落ち込んでしまうってことはないのですが
お友達や周りの人たちが、失敗して落ち込んでしまったときに
どう接したらいいのか。または、こうやって落ち込んでしまう子も
いるんだよ。ってことを知って欲しくて、ちょうど運動会前だし。
とも思い、子どもたちと一緒に読んでみました。

ぼくのお姉ちゃんは運動会のリレーである失敗をしてから
ご飯も食べないくらいに落ち込んでしまって・・・
そんなときに、おじいちゃんからの電話がきっかけで
お姉ちゃんの心の中がほぐされていくのです。

子どもたちにも身近な運動会のリレーでの失敗ですが
「わかるわかる。こうなるとかなり落ち込むかも。」
と、娘。「オレは、すぐにごめんね〜って謝るかな？」
と息子。子どもたちはどちらもその経験がまだ無いので
どちらかというと、他人事。でも、おじいちゃんの存在が
、自分の周りに、こうやって落ち込んでる人がいたら
このおじいちゃんのようにフォローできるのかな？って
思い始めたようです。

前に、同じサークルの仲間の方が、うちの子はこんな場面に
なることはないので、うちは読まなくてもいいかな？
って話てたのですが、
もし、自分の周りにこういうお友達がいたら、
あなたはどういう風に接したらいいのか・・・と考えるでしょう。
どうやったら元気になってくれるかな？って気になるでしょう。
そんなときに、ちょっとしたヒントが得られるんじゃないかな？
そう思いながら、おじいちゃんのナイスフォローに
ほろりとしました。