絵本を子どもとのコミュニケーションツールという向きもあるようですが、私にとっては子どもの時から大切な友だちです。
息子に読み聞かせを始めてから、息子にも良き友だちになってほしいと思っていました。
絵本ナビへの投稿を始めたのは、息子が年長さんの時、今年四年生になりましたので、五年が経過しています。
私が始めたのは『幸せの絵本』の1と2が出版された後で、私も機会があったらこんな風に本にレビューを載せてほしいなあと思っていました。
そして、今年その願いがかないました。書店で、この本を見つけて読んでみたら、私のレビューが載っていました。
本で読むのと、この画面でまた自分のレビューを読むのはちょっと違って気恥かしいけれどやはり嬉しい。
本の感想を通して息子とのやりとりや本を読んで思ったこと、その時に本を通して伝えたいと思ったこと、私にしかその背景はわかませんが、そんなことが蘇ってきました。
この本の副題は「家族の絆編」。今年ほど家族の大切さを身にしみて感じた年はないと思います。
子どもが育つ道筋の中で、一分一秒も無駄な時間はなく、その成長の瞬間に立ち会えるのは親としてこの上もない幸せだと思います。
その幸せの瞬間を本と共に過ごすことができたなら、親子で過ごす時間はとても豊かなものになります。
レビューを書いているのは、お父さんやお母さんや子どもの身近にいる人たち、専門家ではない声が聞こえるのもこのサイトの魅力の一つです。
メンバーの中には私のお気に入りの方たちが多くいらして、そんな方たちとこの本に一緒に載せていただけたのも嬉しく思いました。
絵本を読みたいけれどどんな本からと思った方たちにも読んでいただけたらいいなあと思います。
うちでは結局家族でこの本を読みました。