綱渡りの男」 9歳のお子さんに読んだ みんなの声

綱渡りの男 作・絵:モーディカイ・ガースティン
訳:川本 三郎
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2005年08月
ISBN:9784338202046
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 50
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  • 実話

    9.11が起きた時に、私はテレビの最終回を見ていました。

    突然画像が変わりあの同時多発テロの映像が目に飛び込んできたのです。

    息子を産む約一か月前で、妊娠中にこんな映像を見てはいけないと思ったのですが、消すこともできませんでした。

    その後、実話を元にしたこの絵本が出たことを知りました。

    息子にこの絵本を読み聞かせすると、「これって本当の話?」と聞くので、もうこのビルがないことも説明しました。

    もし、フィリップ・プティがこの二つのビルに綱渡りをしなかったら、この絵本も生まれなかったし、二つのビルは同時多発テロという悲しい思い出だけが刻まれてしまったかもしれないと思いました。

    事実、私にはツインタワー=同時多発テロという記憶でしたが、この絵本により違った記憶が刻まれました。

    何かを達成したいと思う人の気持ちにはあくなき探究心や挑戦の気持ちがあるのだろうと思います。

    裁判官の計らいも粋なものだと思いました。

    今後、このような悲しい出来事がおきることのないように、テロも戦争もない世界を望みます。

    投稿日:2011/08/23

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    8
  • 事実に圧倒されます

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    2004年のコールデコット賞受賞作品。
    原題は、The Man Who Walked Between the Towers
    あの今は無きツインタワーを綱渡りした男の話です。
    作者は、同時多発テロでツインタワーが崩れ落ちたとき、フィリップの綱渡りを思い出し絵本制作したとのこと。
    9.11事件の記憶覚めやらぬ時の発刊だから、絶賛されたのかと思いきや、さにあらずというのが第一印象です。

    時は、1974年8月7日。
    フランス人の綱渡り師フィリップ・プティは、世界貿易センターの2棟のビルの間に綱を張り、地上約400メートルの高さで綱渡りをしました。
    この一部始終を絵本にしたものです。

    主人公は、ニューヨークでストリート・パフォーマンスをしているフィリップ。
    彼は、マンハッタンにそびえ立つ世界貿易センターのツインタワーを見つめ、その建物ではなく、その間にある空間に魅了されたのです。
    ロープを張るには絶好の場所だ、あそこで綱渡りをしたいと思ったのです。
    直ぐ実行するのが、フィリップの真骨頂であり、それが、この話のポイントの一つです。

    ロープを張る課程も詳細に記載がありますが、ここら辺りは、小学校高学年でないと理解できないかも知れません。
    何と言っても、綱渡りを始めるシーンが圧巻です。
    開くと3ページに及ぶシーンは、はるか下に自動車、フェリーやビル群があり、フィリップの周りを旋回するカモメが祝福するかのようです。
    別のページには、自由の女神が見えるシーンもありました。
    下から市民が見上げるシーンも、開くと3ページになり、その高さに圧倒されること間違いありません。

    これが事実だと知ると、誰しもが驚愕するに違いなく、純粋にその行為に想いをはせることで楽しむことができる絵本です。
    事実に基づき忠実に描いていているので、理解するには小学生にならないと難しい箇所があると思います。
    9.11事件に触れた記述はなく、綱渡りのことのみを描いた作品からは、ツインタワーの思い出として、人々を驚嘆させた綱渡りの記憶だけを残したい、という作者の気持ちがストレートに伝わってくる作品でした。

    投稿日:2011/02/20

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    6
  • 記憶に残る人

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    貿易センタービルの事故は、小3の息子が3ヶ月のときでした。
    その日なかなか寝付かなかった息子をやっと寝かしつけ
    テレビに釘付けになってました。

    それから9年、息子は子の絵本を読んで何を感じたのかな・・
    読後の第一声は「お母さん面白かった」
    「本当の話だよ」と伝えると、「えーーそうなの。信じられない」と一言。。
    でも、借りてきた本は一度しか読まないことが多いのですが
    珍しく何度も何度も再読してます。実話だからか、ひきつけるものがあるのでしょうね。

    綱渡りに命をかけた男フィリップの記憶は
    その場所がなくなっても、きっと人々の心に残っているはず。
    ビルがなくなってから育った息子の心にも、この本を通じて残ると思いました。

    投稿日:2010/06/06

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    2
  • ツインタワー

     娘が熱を出して寝ていた日曜日の朝。久しぶりに娘のために絵本を読んであげました。
    2人だけの特別な時間。就学前、まだ時計に縛られずに過ごしていた頃の静かな空間が、再び戻ってきたかのようでした。

     でも、物語は、なんとスリリングなこと! 
    娘も目を閉じてなんて聞いていられません。
    最初は、400メートルという高さをなかなか想像できなかった娘も、ダイナミックな見開きの構図に、釘付けになりました。まるでツインタワーの間を吹き抜ける風に飛ばされそうになるような感覚です。

     登山家が、山を見れば登りたくなるように、2つの聳え立つ塔を見ると、綱渡りをしたくなるのもまた本能からくる心の動きなのでしょうね。
    私には到底考えられませんが!

     長い年月をアメリカで過ごし、あの日の朝も現地で迎えた私にとって、「ふたつのタワーは、いまはもうありません」という一文は、いろいろな意味で胸に迫ってくるものがありました。

    投稿日:2013/05/26

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    1
  • すがすがしい

    小学4年生に朝の読み聞かせで読みました。
    これが実話だということに私自身 とても驚きました。

    こんな大きなことを成し遂げようという強い気持ちにまず感動。
    綱にいよいよ挑むときの「いままでこれをするためにぼくの人生があった」という一文に感動。

    綱渡りになると絵本をぱっと開いて、大きな雄大な絵になります。
    その景色の爽快なこと!

    自分までフィリップのドキドキワクワクする気持ちになるのです。
    すてきな絵本だなぁと胸がいっぱいになりました。
    4年生も恐いな〜、うわ〜、なんて言いながらじっと見つめて耳を傾けてくれました。
    朝の読み聞かせに選んでよかったです。

    投稿日:2012/10/18

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    1
  • これが実話?!

    9歳長女に読みました。

    ニューヨークの街の一番高いタワー2つの間にロープを張り、命綱なしで渡る男のお話です。渡るためなら、なんだってやる男。すごいです!建設労働者の格好をしてビルに忍び込むなど。

    そしてこれは実話なんですね。それに驚きました。とにかくすごいお話です。

    投稿日:2017/05/09

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    0
  • 本当の話

    • Yuayaさん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子9歳、女の子6歳

    色んな意味で記憶に残るツインタワー。
    でも今の子供たちは全然知らないんですよね。
    昔、そのツインタワーで起きた華麗な犯罪のお話。
    子供たちはまさか本当の話だとは思わず読んでいたようで、本当の話だよ〜!と話すと「え〜!」とビックリしていました。
    そりゃそうだよね^^;
    こんな命知らずのことをする人がいるなんて思いませんよね。
    この絵本を読んで映画の方にも興味がわきました。
    そのうち9・11の事件のお話もしてあげようと思います。

    投稿日:2012/05/25

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