雪深い村の子どもたちは毛糸のもうふに座って
ザラおばあちゃんのお話を聞くのが大好き。
ザラおばあちゃんは1人の子どものくつの穴を見つけて
靴下を編んであげることを思いつきますが、
新しい毛糸を持っていませんでした。
「どんな場合でも、探せば 答えが見つかるものさ
ちょこっと 考えてみようかね」・・・
こけしが並んでいるような表紙。
床の温かそうな美しいパッチワーク柄!!
表紙で選んだ絵本ですが、お話も温かく美しい!
ザラおばあちゃんはプレゼントを贈る相手の必要な物を
こっそり準備し、こっそり届ける。
みんな幸せになっていく。
編み物名人で、サンタさんのようなザラおばあちゃん。
村の人たちも優しい。
思いやりの気持ちがたっぷりつまったお話です。
途中、おはなしもうふが小さくなってしまい
子どもたちが窮屈そうにくっつき合っているページがあります。
最後、おはなしもうふが新しくなった時も
子どもたちはくっつき合っているように見えるので
娘は「もっと広がってもいいのにね〜」と言っていました。
でも、私はそのくっつき合っている様子が
とっても子どもらしいと感じました。